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アメリカでよく聞く「お金」を意味する英語のスラングまとめ20選

こんにちは!通訳/ストリート英会話講師のbigtree(@bigtree1000)です。

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あなたはアメリカにはお金を意味するたくさんの言葉があるのを知っていますか?

お金の名前というと、アメリカの硬貨についているそれぞれのニックネームをイメージする人もいるかもしれません。

日本円では、100円玉は「百円」で1,000円札は「千円」のように、それぞれの硬貨/紙幣に他の呼び名はないので、私たちにとっては「お金のニックネーム」という概念自体が新鮮ですよね。まぁ、しいて言えば「諭吉さん」というのはありますが笑

ああ、たしかにそれは言いますね

でも、アメリカは違います。

旅行や留学などで行ったことがある人ならば知っている人も多いと思いますが、アメリカの硬貨には1セントから1ドル硬貨まで次のようなニックネームがついています。

  • 1セント=Penny(ペニー)
  • 5セント=Nickel(ニッケル)
  • 10セント=Dime(ダイム)
  • 25セント=Quarter(クウォーター)
  • 50セント=Half(ハーフ)
  • 1ドル(硬貨)=Dollar Coin/ Golden Dollar(ダラーコイン/ゴールデンダラー)

1ドルは “bill”(紙幣)が一般的ですが “coin”(硬貨)もあります。

また1ドルコインはシルバーとゴールド硬貨がありますが、ゴールドは日本の新500円玉(もはや全く新ではない)みたいに金色に輝いていて重みがあるので、たまにおつりをコインでもらうとなんだか得した気分になるんですよね。

あとクウォーターについては、アメリカの各50州(+α)それぞれのデザインのバージョンがあって結構コレクターも多いんですよね。僕も昔集めてましたが、結局コンプリートできず挫折しました。

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ただ、実は今日のトピックはこれらの各硬貨のニックネームではなく、アメリカの「お金そのもの」についてのさまざまな呼び名についてです。

お金=”money”ですが、実は英語には”money”を意味するさまざまなスラングが存在します。

例えば5ドルのことを“5 bucks(バックス)”と言ったりするのを聞いたことがある人も多いと思いますが、実はあれも一般的に使われていますが一応スラングの1つなんですよ。

実際よく調べてみると、”bucks”のように普段使われるものから、「これは聞いたことないし使ってる人はほとんどいないだろうというものまで、アメリカにはものすごい数のお金にまつわるスラングがあるんです。

その中で、今日は日常的にアメリカのストリートで使われているものを中心に20個厳選して紹介していきたいと思います。中にはその由来を聞いてニヤリとしてしまうような面白いものもあったりするのでお楽しみに。

それでは一緒に見ていきましょう。

アメリカでよく聞く「お金」の英語

(アルファベット順)

bacon

まず最初はこちらです。

このスラングは“Bring home the bacon”(家にベーコンを持って帰る=成功する)という古いフレーズに由来しています。

このフレーズ自体は”Dunmow Flitch”という「昔イギリスの小さな村でとても献身的な夫婦に対して君主からベーコンの切れ端が与えられたストーリー」に基づいているらしいですが、実際ストリートでは「分厚いベーコンの塊のような札束」という認識が浸透しています。

<例>

“I got a lot of crispy bacon”

(金ならたんまりあるぜ)

Benjamin

みなさんご存知のBenjamin Franklin(アメリカの政治家でハゲてるロン毛のおじさん)のことです。由来は100ドル紙幣に肖像画が描かれていることからで、日本で言う「諭吉さん」の地位ですね笑。

なるほど。諭吉さん=ベンジャミン・フランクリンだったんですね

豆知識

Benjamin Franklinはアメリカの歴代大統領の一人と思っている人が意外と多いんですが、実は大統領にはなっていません。

<例>

“Put money in the bag! Only Benjamins!”

(カバンに金を入れろ!100ドル札だけだ!)

biscuit

こちらはビスケットのことですね。お金全般を表すのに使いますがその由来は不明です。

また”biscuit”は「きれいな女性」や「銃」を指すスラングとしても使用されます。

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<例>

“Ay yo, Want some biscuit?”

(おぃ、金が欲しくないか?)

bread

ブレッド=パンですね。パンは生活における必需品。そしてお金も然り。ということから”bread”がお金を表すようになったそうです。お金全般に対して使います。

<例>

“He makes bread like bakery”

(アイツはめちゃくちゃ稼いでいる)*直訳:「彼はベーカリーのごとくパンを作っている」

brick

ブリックとはレンガのことです。分厚い札束がレンガに見えることから名付けられました。一般的には札束のような巨額のお金を差す場合が多いです。

<例>

“I hit her with a brick to show her who’s in charge”

(誰がご主人様か教えるために札束で彼女をひっぱたいてやったぜ)

cake

これはケーキのことですね。”bread”や後に出てくる”dough”と並んで「生地」つながりで使われるようになったそうです。こちらもお金全般に対して使います。

<例>

“I saw table full of cakes in his crib!”

(アイツんちでテーブルいっぱいの札束見たんだって!)

*crib=家

cheddar

チェダーチーズのことです。お金全般を表しますが由来は不明です(おそらく次の”cheese”と一緒でしょう)。

<例>

“I see some cheddar coming tonight, wanna go out?”

(今夜ちょいと金が入ってくる、飲みにでも行くか?)

cheese

チーズですね。”cheddar”とほぼ一緒でお金全般を表しますが由来は不明です。

豆知識

一説によると、昔アメリカの貧しい人々に政府から福祉政策の一環としてお金とチーズが配られたことに由来するとかしないとか。

<例>

“We gotta make more cheese”

(もっと金を稼がないと)

chips

カジノで使われるコイン(チップス)に由来しています。必ずしも硬貨だけを意味するわけではなくお金全般で使われます。

<例>

“My chips are getting low”

(金がなくなってきた)

CREAM

Cash Rules Everything Around Me”「金が全てを支配する」という言葉の頭文字を取ったものです。

MEMO

Wu-Tang Clanというラップグループの同名曲はとても有名です。

<例>

“A man with a dream with plans to make CREAM” (-Wu-Tang Clan, “C.R.E.A.M”)

(大金を稼ぐ夢を持った男)

dead presidents

(故)歴代の大統領という意味です。アメリカの紙幣のほとんどに歴代大統領の肖像画が描かれていることから使われ始めました。主に紙幣のことを指します。

<例>

“Let’s blow up this vault and wake up all dead presidents”

(さあ金庫をぶっ壊して眠ってる金をいただこうぜ)

dough

パンやケーキの「生地」のこと。”bread”から派生して、パン→生地ということで “dough”や”cake”などのスラングが生まれたという説もあります。

<例>

“Got that dough dough?”

(例の金持ってきたか?)

grand

こちらは「1000ドル」のことです。その昔、1000ドルは巨大(grand)なお金と考えられていたことから名付けられました。

豆知識

単に頭文字をとって“G”と言われる場合もあります。

<例>

“I got four Gs in the trunk”

(トランクに4000ドル入ってる)

green

紙幣のことを指します。アメリカの紙幣には全て緑色のインクが使われていることに由来します。

<例>

“All I wanna see is green”

(金しか見たくない/誰もおれを止められない)*ここでの”green”は「金」と「青信号」をかけている

large

こちらも”grand”と同じで「1000ドル」のことで、由来も一緒です。

<例>

A: “How much is your car!?”

(お前の車いくらしたんだよ?)

 

B: “About two hundred large”

(20万ドルくらいかな)

loot

もとは「戦利品」や「略奪品」という意味です。その昔(今も?)巨額のお金を手に入れる手法がそうであったことから名付けられました。

<例>

“gimme the loot!”

(金をよこせ!)

*gimme=give me

notes

“banknotes”(紙幣)に由来していて紙幣全般のことを指します。

<例>

“Hang on, I’ll go get some notes from ATM”

(ちょっと待って、ATMでちょっと金おろしてくる)

paper

紙ですね。そのまんまです笑。その名の通り紙幣を指します。

<例>

“Bitch! Where my paper at?”

(ビッチ!おれの金はどこだ?)

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stacks

“stack”=「積み上げる」という意味から、いくつもの1000ドルの山=「巨額のお金」という意味になります。

<例>

A: “Will you lend me some cash?”

(ちょっと金貸してくんない?)

 

B: “How much you want?”

(いくら欲しいの?)

 

A: “3 stacks”

(3000ドル)

wad

丸まった束という意味です。札束をポケットに入れられるようにゴムなどで束ねて丸めているのを見たことがある人も多いと思いますが、アレのことです。

<例>

“He threw me a wad”

(彼は丸めた札束を放り投げた)

お金のスラングまとめ

money in a case

以上、アメリカで使われることが多いお金のスラング20選を一気にお届けしました。 

こうやって並べてみると本当に意外というか、「そこから来るか!」みたいな由来のものが多くて面白いですが、1つ言えることは、食品関係多すぎませんか?

「パン」や「ビスケット」や「ベーコン」やら「チーズ」、「ケーキ」、「クリーム」など・・やけに朝食っぽいと思うのは僕だけでしょうか?笑

たしかに笑

僕的にはあと「ミルク」と「シリアル」と「エッグ」と「ヨーグルト」があれば完璧なんですけど、残念ながらそれはスラングには無いみたいです。

実際は調べてみるとまだまだ他にもたくさんあるんですが、はっきり言って「これはないでしょ笑」、というものも多いので、とりあえずコレだけ押さえておけば十分でしょう。

ということで、今日はアメリカのストリートで使われているお金のスラングを紹介しました。

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当サイトでは、受験勉強や本気の英会話学習に役立つ知識はもちろんのこと、アメリカのストリートから発信される実用的な表現や誰も知らない超マニアックなスラングなど、かなりの守備範囲の英語コンテンツをカバーしています笑

以下でそれぞれのテーマの記事一覧をチェックできるので良かったら覗いてみてください。

また、以下の記事では日本で生まれ育った僕が15年間の英語学習を経てたどり着いた「最強の独学勉強法」「正しい発音の身につけ方」まじめに紹介しています。(どちらもかなり読みごたえあります)

本気で英語力を伸ばしたいと思っている人には必ず役に立つ内容になっているので是非チェックしてみてくださいね。

CHECK!!

ということで最後まで読んでいただきありがとうございました。

それではまた。