こんにちは!
人間は誰しも完璧ではないので、例えどんなに気をつけていてもミスを犯してしまうことはありますよね。
私自身も人生の選択を大きく間違えた結果、今こうしてメガネ君に英語を教えています。
これがビジネスマンの場合、もちろんミスをしないように注意することは当然大切ですが、もしミスを犯してしまった場合にいかに上手く立ち回れるかで、「できるオトナ」かそうでないかが決まってきます。
ここで1つ面白いエピソードを紹介すると、海外の人の意見で、「日本人はすぐに謝りすぎだ」という話をしばしば耳にします。
これは僕も同感で、確かに日本人はわりと簡単に「アイムソーリー」という言葉を使います。
ですが、実はこの”I’m sorry”という言葉は、自分の非を完全に認め、申し訳ないという気持ちを全面に表す時に使うべき「とても重い言葉」なんです。
なので、何でもかんでも「アイムソーリー」と言っていては、相手側に簡単に優位に立たれてしまいますし、下手をするとナメられる原因にもなってしまいます。
また「アイムソーリー」を多用することで、実際に本当に謝罪の気持ちを伝えたい時の効果が薄まってしまうというデメリットもあります。
ただ、これには別の角度からの見方もあって、日本人は単純に「ごめんなさい」=「アイムソーリー」と認識しているということから、実際に日本人が使う「アイムソーリー」が含んでいるニュアンス自体が欧米人が持っている感覚と違う、という意見もあります。
これはどういうことかと言うと、例えば日本人は次のような場面でよく「ごめんなさい」と言います。
- 誰かが落とし物を拾ってくれた時
- 電車で誰かが席を譲ってくれた時
想像してください。きっとあなたもこのような場面で「ごめんなさい」と言ってしまった経験はあると思います。
でも、実際この場面で使う「ごめんなさい」が含んでいるニュアンスというのは「申し訳ないです」というものではなくどちらかというと、
- 「ありがとう」
- 「気を遣っていただき感謝します」
という感じの方が合っているように思いませんか。
このように日本人は「ごめんなさい」をさまざまなシチュエーションで使いますが、それを単純に英語の「アイムソーリー」に置き換えてしまっているため、欧米人から見ると「簡単に謝り過ぎている」という風な印象を与えてしまうんですね。
なので一番良いのは、日本人が英語で謝罪の気持ちを伝える時に何でもかんでも”I’m sorry”は使わず、その場に合った適切な謝り方ができるようになることです。
といことで今日は、日本人が心得ておきたい英語における適切な謝り方をするのに役立つフレーズを紹介したいと思います。
早速一緒に見ていきましょう。
おすすめの英会話表現はコレ
ー4時間半後会社に到着ー
“my bad”
(まぃべぇー)
徹底解説
あらあら、やってしまいましたね。
今日のフレーズは非常にシンプルなので見た目から意味を想像することは難しくありませんね。
以下でささっと意味に目を通し、上手に使うコツを確認しましょう。
“my bad”の意味
そうです。ご察しの通り、”my”「私の」+”bad”「悪い」で「私の粗相」という意味になりますが、ニュアンスとしては”I’m sorry”よりも軽く、日本語で言うところの「スミマセン」とか「ゴメンゴメン」、「悪いね」くらいの感じになります。
使い方のコツ
次に実際に使う時のポイントですが、効果を最大限引き出すには、オフィスに着いた直後に飛んでくる部長の最初の怒号を華麗にかわし、二発目を打ち込まれる前にこちらから、
“my bad”
(まぃべぇー)
「スミマセン」
と大きな声で爽やかに言い放ちながらスタスタと自分のデスクへ歩き、スッと座ってそのまま何事もなかったかのように仕事に取り掛かりましょう。
自信満々かつ爽やかに言うことがポイントで、そうすることで相手の反撃する意思を減退させることができ、それ以上追及されることはなくなるはずです。
覚えておいてほしいことは、例え遅刻をしたとしてもきちんと自分のするべき仕事ができていれば何の問題もないということ。
ミスは誰にでもあることなので、それを素直に認め、くよくよせずすぐに気持ちを切り替えることができる人こそが真の「できるオトナ」だと僕は思います。
ということで、今日は”I’m sorry”という言葉が与える印象と、場面によって適切な謝罪の言葉を選べるようにするための素敵なフレーズを紹介しました。
是非来週の週明けから使ってみてくださいね。
それではまた。