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ビジネスマン必見!相手に理解を示しつつ英語で「その上で」と言う

言ってる意味わかるか?

ええ、わかります


こんにちは!

会社で上司の話を聞いていて、「まあ言いたいことはわかるんだけど、ちょっと自分の考えとは違うなぁ」と思うことってよくありますよね。

ええ、それなりにありますね

そんな時に真っ向から、「いや、私はそうは思いません」と言ってしまうと角が立ちますし、最悪のケースだと就業時間後に体臭と靴下臭のこもった狭い会議室で生暖かくて口臭のきつい部長のため息を至近距離で延々と浴び続けなければならなくなります。

最悪だ・・・笑

なので、できるビジネスマンとしてはここで相手の発言に一定の理解を示しつつ、「その上で」自分の意見を言えるようにならないといけません。

ということで今日は、相手の話を聞いていて「言ってることはよく分かるんだけど、実際はこうだ」とか、「それはそうなんだけど、その上で自分はこう思う」とか、少し込み入ったことを表現したいときの、「その上で」というのをおしゃれに言うためのフレーズを紹介したいと思います。

早速一緒に見ていきましょう。

おすすめ英会話表現はコレ

だから本当に今が一番大事な時期なんだよ。ここでどれだけ頑張れるかで君の将来が大きく変わってくる、わかるか?

ええ、わかります

だからとにかく働くこと。長く、多く働くこと。おれが若いときは毎週土日返上で仕事してたぞ、わかるか?

今が私にとって重要な時期で、一生懸命仕事をすることが大切だということはわかります。With that being said、明日有休いただきます

 “with that being said”

(うぃーいんぇっ)

徹底解説

やりましたね!

今日のフレーズ”with that being said”は各単語のレベルはそんなに高くはないんですが、それぞれの繋がりが少しわかりづらいので難しく感じる人もいるかもしれません。

そんな人にもわかりやすいように以下でそれぞれのパーツに分けて徹底的に解説していきますね。

“with”について

“with”は「と一緒に」という意味の基本的な単語なので大丈夫ですね。

何と一緒なのかは後から説明するので、ここはひとまず意味だけ確認して置いておきましょう。

“that”について

“that”も単語の意味としてはとても簡単で、「それ」ですよね。

ここで「それ」とは何を指すのかというと、ズバリ「相手(または自分)が直前に言ったこと」です。つまり、この”with that being said”というフレーズが使われる直前の相手(または自分)の発言を”that”に置き換えているんです。

“being”について

次に”being”ですが、こちらは”be動詞”「である/なる」の原型に”-ing”がついた形ですね。

なぜ”-ing”がついたのかというと、ここでは動名詞として使われているからです。

ココ重要

動名詞というのは、動詞に”-ing”をくっつけることで名詞化したものですね。動詞「〜する」に”-ing”をつけることで名詞「〜すること」という風に変化します。

例:I eat delicious food.(私は美味しい食事を食べます

  I love eating delicious food.(私は美味しい食事を食べることが大好きです)

ここでは上が「食べる」という動詞、下が「食べること」という名詞になっています。

なので、ここでは”be動詞”「である/なる」に”-ing”がついて動名詞になっているので、「であること」という感じになります。

“said”について

そして”said”ですが、こちらは動詞”say”の過去形もしくは過去分詞形ですね。(”say”は両方同じ形になります)

ここで思い出して欲しいのは、中学校の時に習った「受動態」というやつです。

ココ重要

受動態は、“be動詞”+動詞の過去分詞形で、「~される」という受け身の意味になるんでしたね。

なので、”be動詞”+”said”(”say”「言う」の過去分詞形)で、「言われる」という受け身の意味になります。

そしてここでは上で見た“be動詞”が「動名詞」になっていますから、この受け身全体が動名詞になり、「言われること」という風になるんです。

どうですか?それぞれの単語の繋がりがわかりましたか?

まとめてみよう

ということでこれまでの意味をここでまとめてみると、”with”+”that”+”being said”で、

  1. 「と一緒に」
  2. 「それ(直前の発言)」
  3. 「言われること」

となり、「それが言われることと一緒に」という感じに並べ替えるとつまり、

 “with that being said”

(うぃーいんぇっ)

「その上で」

という具合になるんです。

なるほど、そういうことだったんですね

ええ、今回は単語自体は比較的簡単なものばかりなんですが、”that”の「置き換え」や「動名詞」、「受動態」などの少しややこしい文法のテクニックが詰まっていたのでちょっとわかりづらかったかもしれません。

でも、このフレーズは日常英会話では非常によく使われていて、相手の言ってることを「理解したよ」と示した上で自分の意見を言いたい時にはとても効果的な表現なので、覚えておくと必ず役に立つと思います。

ちなみに、”with that being said”とは言わずに、

 “that being said”

 “that said”

だけで使われる場合もあるので聞き逃さないように注意しましょう。意味は全く一緒です。

ということで、今日はビジネスマンは必ず押さえておきたい英語のおしゃれな「その上で」というフレーズを紹介しました。

ちなみにこれに近い表現で、目上の人に対して反論する前につけることで少しインパクトを和らげることができる素敵なフレーズもこちらで紹介しているので是非一緒にチェックして見てください。

では充実した有休をお過ごしくださいね。

それではまた。